子どもを理由に離婚しない親たち

お互いに愛し合って、この人とずっと一緒にいたい、そう思うから結婚するんですよね。でも、実際結婚し、共に生活して行くと、これまで見えなかった事がたくさん見えてきます。金銭感覚のズレ、子供への教育方針のズレ、性格の不一致等。ある意味、人間として、他人とのズレというのは当たり前の事かもしれませんし、更には不倫なんかもあるかもしれません。

私の場合は、子供が産まれてからは特によく喧嘩したものです。また子供が産まれてからは、夫婦二人の時とは違い、離婚への重みが確実に変わってきます。そして、元夫は良くいいました「離婚したら子供が可哀そうだ」と。

離婚したら子供が可哀そう。本当にそうなのでしょうか。私自身、母子家庭で育ち、弟と妹がいました。確かに経済的に裕福に感じたことはありませんし、ある程度苦労もしました。実父は離婚した場合の養育費もろくに払わないような人間でしたので。

そんな私にとって、「子供がいるから離婚しない」のはただの言い訳にしか聞こえません。もし、母親が子供を言い訳に離婚しなかったとしたら、子供はどう思うでしょうか。「自分のせいで母親の幸せを奪っている」と、そう思います。私自身、そうでしたから。それは、決して子供のためではなく自分のため、ではないでしょうか。父親に関しても同じです。私は、幼いながら、二人の幸せを願って離婚してほしいと自分から両親に話しました。「子供がいるから〇〇しない」は、いずれ子供が大きくなった時に「子供がいたからできなかった」と子供のせいにしてしまうのではないでしょうか。本当は「子供がいたから」出来る事の方が多いはずです。また、親が子の幸せを願うのと同様、もしくはそれ以上に子は親の幸せを願うものです。

結果的に私は、母子家庭で育ったことにより、周りより早く自立心が芽生えた様に思います。大学も通いましたが、大学費用はすべて自分で稼ぎました。そのことにより、周りの学生よりも、一生懸命勉強しました。推薦留学もしました。両親が離婚せず、裕福な家庭で育っていたなら、学校へ通えることの有難味がわからず、きっと私は周りの学生のように学生生活の大半を「遊ぶこと」に力を注いでいたと思います。大学へ行くにはどれだけのお金が必要で、そのお金を稼ぐにはどれだけ働かなければならないかを、知らずに進学していたと思うからです。

そういう意味で、私は両親に感謝しています。離婚に賛成するわけではないし、両親が仲がいい事に越したことはないですが、子供を理由に離婚しないのは、如何なものかと思うのです。

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